当院について

院長通信

戻る

医療の質と効率の改善とは

平成29年度の活動方針の2番目は、「医療の質と業務効率の向上につながる取り組みに力を入れ、一流を目指そう」です。

医療の質とは何でしょう。医療の質の評価項目として、よくあげられるものには疾患の治癒の割合、平均在院日数、抗生剤の適正使用率などがあり、それらの数値を改善して行くことが医療の質の向上を表しています。

しかし、医療に限らず、あらゆる事業において、「質」とは何でしょう。それは、「顧客要求への適合である」と言われます。医療では患者満足のことです。

ですから、特別な数値で現れる活動のみが医療の質の改善活動ではなく、患者さんの安心・満足を高めようと努める皆さんの日々の活動すべてが医療の質の改善活動なのです。

また、ここで重要なことは、「顧客」が患者さんだけではないということです。職員も顧客であり、病院も顧客となります。つまり、患者、職員、病院の三者の満足をバランスよく高めて行く活動、患者さんも職員も病院もみんなが笑顔になる活動が重要です。

患者さん、職員の笑顔はイメージできるかもしれませんが病院の笑顔とは何でしょう。それは、病院の理念である、自利利他の精神に基づいた安心・満足の医療が実現している状態です。

皆さん、一人一人がそれぞれの立場で、自利利他の精神に基づいて、安心と満足を目の前の患者さん、また同僚たちに届けることが、医療の質と業務効率の向上につながる取り組みであり、笑顔の溢れる病院を作る活動になるのです。

みんなで力を合わせ、みんなの笑顔の溢れる病院を作りましょう。

ページトップ