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院長通信

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続けるために大切なこと

今年も12名のスタッフが勤続20年を迎えました。過ぎてしまえばあっという間ですが、20年働けばいろいろなことがあります。辛いこと、楽しいこと、たくさんありますが、合計すると、仕事を通して、幸せになっていなければ続けることはできません。

しかし、幸せは自分に引き寄せようとすればするほど逃げて行きます。

「人は丸い風呂に入ったとき、お湯を胸元にかき集める。すると湯は脇から逃げてゆく。私は湯を向こうへ押す。すると回ってもどってくる。つまり私は、儲けをどんどん人に与えた。すると人も自分をさらに儲けさせてくれた。多くの人は、儲けを自分だけがかき集めようとするから
儲からない」一代でホテルニューオータニを築いた大谷米太郎氏が語っている通りです。

私たちにとって、一番の幸せは何でしょう。それは患者さんからの「ありがとう」の言葉と笑顔ではないでしょうか。

ひとりひとりの患者さんにしっかりと向き合って、自分のできる抜苦与楽をコツコツと続けて行きましょう。直接、患者さんに接する機会がなくても、接する職員やどんな人にも、幸せを与える(利他)ことを努めてゆけば必ず幸せな20年(自利)になります。また、それが仕事を続けるために一番、大切なことだと思います。

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