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院長通信

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30年ずっと大切にして来た心がけ その2

*自利利他の精神

30年間、真生会がもっとも大切にして来たものは自利利他の精神です。
患者さんに幸せになっていただくことが私たちの幸せなのだから、まず患者さんに安心・満足を届けようという精神です。

トルストイは「人生における唯一の意義は人のために生きることだ」と言っています。

 The sole meaning of life is to serve humanity.

医療は、従事するままで人のために尽くせる素晴らしい仕事です。そんな仕事に従事していることをまず喜びましょう。

*和顔愛語の実践

自利利他の精神を行動に表すと必ず和顔愛語になります。目の前の方を幸せにしたい、笑顔になっていただきたいという、皆さんの気持ちと行動が真生会を30年、ずっと支えてきました。これからも真生会がある限り、自利利他の精神と和顔愛語は、真生会が真生会である証であり続けます。

*給料や賞与は患者さんからの頂き物

真生会の礎を築かれた中野一郎先生がいつもおっしゃっていたのが「給料や賞与は患者さんからの頂き物」ということです。

日本の医療制度では、限られた人を除いて、全員が医療を受ける代わりに費用を負担することになっています。提供した側として費用をいただくのは当然と感じるかも知れません。しかし、数ある病院の中で、患者さんが真生会を選んでくださらなければ、私たちがお金をいただくことはないのです。

私たちが何か頂き物を受け取るのはどんな時でしょう。必ず何かをさせていただいた時ではないでしょうか。大したことではないのにたくさんのお礼をいただいた時、感謝の気持ちでいっぱいになります。

さて、給与や賞与をいただいた時、それに見合うだけの安心満足を患者さんにお届けできていたでしょうか。必ず振り返りましょう。

まだまだだなと思えば、感謝の気持ちと共に、もっと頑張ろう、成長しようという心になります。自分のキャリアのためではなく、患者さんのために努力し、その甲斐あって患者さんが笑顔になられれば、医療者にとってそれほど素敵な幸せはありません。

*自利利他の医療

「医療を通し患者さんに幸せになっていただく、それが私たちの幸せです。 」という気持ちで行う医療が自利利他の医療です。これからも自利利他の医療を実践する真生会であり続けましょう。

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