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院長通信

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自利利他の心に基づいて

自利利他の精神は具体的に日々の業務にどう現れるのでしょうか。
また、どのようなことが自利利他の精神に叶っているのでしょう。

現在皆さんが既に行っていることから見てみたいと思います。

1、夜遅い外来

 真生会発足当初は21時まで受付をしていました。今は19時となり
 ましたが、仕事を持つ患者さんのため、なるべく遅くまで病院を開け
 ようと自利利他の精神で続けています。遅くまで働く分、職員の
 皆さんは家庭との両立や肉体的にも厳しさの連続と思いますが、皆さん
 の頑張りに心から感謝しています。夜遅くまで診療しているという
 ことが、多くの住民の方々の安心にもつながっています。

2、和顔愛語

 お釈迦様が教えられた和顔愛語は、テレビを見て楽しくて笑う笑いとは 
 違い、お相手に幸せになってもらいたいという心での笑顔と温かい言葉
 がけです。自分の悲喜に関係なく実践する和顔愛語はまさに自利利他の
 心の実践です。

3、親切

 親切を仏教で布施とも言われ、困っている人たちのために自分の持って
 いるものを与えることです。「真生会の職員は皆さん親切ですね」という
 お褒めの言葉がもっとも誉高いご褒美の一つです。ぜひそれぞれの職場で
 少しでも多くの親切ができるよう取り組んでもらいたいと思います。

4、5S(整理、整頓、清掃、清潔、習慣)

 5S活動を医療安全の基盤整備の意味で取り組む病院が多いのですが、
 真生会では自利利他の精神で取り組みましょう。「自分が乱雑に使えば、
 後に使う人が困る」「書類は約束までに仕上げなければ待っている人が困る」
 だからきちんとしようという利他の精神で行えば、やり遂げる充実感(自利)
 が違うはずです。

5、各種取り組み

 対人援助論による対人援助はお相手の苦しみに意識を向ける自利利他の実践
 であり、HitBitの取り組みは自利利他の精神の実践例の共有活動です。共に、
 自利利他の精神に基づいた医療をより良いものにする大切な取り組みと考え
 ています。

以上は、ほんの一例です。

同じ取り組みでも自利利他の精神で行うかどうかで、成果(他者の幸せと自分
の幸せ)はガラッと変わります。

ぜひ、自利利他の心で日々の業務を取り組んでください。 

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