幸せを作る私の思い
自利利他の精神とは、他の人を幸せにしようとする精神です。
地獄と極楽の喩えでは、食べ物を自分の口に先に運ぼうとするのではなく、
目の前の人に食べさせてあげる（利他）ことで、自分も食べさせてもらえる
（自利）と描かれています。
このように後から返ってくる自利はもちろん間違いありませんが、自分が
まだ食べさせてもらっていない時から、目の前の人に食べさせてあげている
時から幸せは感じられます。食べさせてあげる行為そのものが幸せ（自利）
だからです。
これはとても大切なことです。利他の行いに幸せを感じられるからこそ、
笑顔で行うことができ、お相手に心が伝わります。
もう一つ大切なのは、利他の幸せは、実行する前から、誰かを幸せに
したいと思った時から始まっているということです。
朝、起きた時、「今日は誰を幸せにしようか。自分の仕事で誰にどのように
喜んでもらおうか」とぜひ考えてみて下さい。その瞬間から笑顔になれて
いるはずです。
真生会の職員皆がそう思えば、患者さんも真生会に行こうと思った時から
幸せな気持ちになられているはずです。
幸せになれるかどうか。それは自分が何を思うかにかかっています。
ぜひ利他の思いに溢れた人になりましょう。
