看護専門学校卒業
2000年入職
- 母が病気がちで、通院や入院のたびにいっしょに病院に来ていました。病院の人たちが患者さんに寄り添う姿を見て、尊敬の念や親しみの感情を自然と抱くようになったからです。医療の場で働くことは、価値ある生き方だと、そんなふうに思っていました。
- キレイな病院で、職員の人たちも親しみやすい雰囲気だったから。師長さんも柔和な感じの人でした。病院内に職員向けの託児所があったことも大きかったです。
- はい。当院の整形外科で15年間、ケアメイトとして働いてきました。患者さんの呼び込みやカルテ準備などの仕事をしていました。
- そうなんです。出産を経験し、子どもが2歳になったとき、「看護師になろう」と決意し、看護学校に入学したのです。看護師さんをずっと身近で見てきて、自分の仕事に自負をもって働いている、そんな人に私もなりたい、と。
職場の人に相談したら「がんばれ!」と。
そこで、富山市内の学校に通い始めました。午前中は当院でケアメイトの仕事をし、午後から学校に通う。5年間のコースで勉強し、資格を取りました。
つらい時期もありましたが、職場の人たちの理解と励ましもあり、また目標とする人も身近にいたので、やり遂げることができました。 - だいぶ年配の新人看護師として再スタートしたのですが(笑)、年下の看護師の人たちも温かく見守ってくれています。失敗は大小数知れず…(笑)そのたびに、丁寧に教授してくれる周囲の方々の存在に救われています。
- 今は地域包括ケア病棟で勤務しています。退院支援をするために、病院のスタッフやソーシャルワーカー、ケアマネジャーさんたちとカンファレンスで調整しながら、患者さんとご家族をサポートしていけるよう日々努力しています。
- 患者さんは身体的な苦痛だけでなく、苦しい思い、なかなか言葉にできないような漠然とした不安を抱えておられます。そんな思いに寄り添い関わっていく中で、患者さんの表情がふと和らぐ瞬間に出会えるのが嬉しい。少しでも安心や幸せを感じてもらえれば、それが私の喜びでもあります。
- 子育てや家族の介護など、同じ悩みを持つ職員も多くいて、助け合い精神が根付いている職場です。温かい雰囲気の中、安心して長く働いていける、そんな病院です。