2017緩和ケアセミナー 8/24(Thu) ,25(Fri)
※クリックで拡大します

第二回医学生・研修医のために ドクターKの緩和セミナー〜治療(キュア)の限界を、緩和ケアで突破せよ!〜

将来、現場で働く医学生・看護学生の皆さんに、最期まで患者さんを支える医療者となるために必要な姿勢と心得を学んでいただくことを目的として実施いたします。

治せない病をもった患者の苦しみに、どう向き合うのか?疾病治療と症状緩和だけが医師の仕事じゃない。この夏、君は、緩和ケアの豊かな意味と喜びを知る!

実施・応募概要

日程 平成29年8月24日(木)・25日(金)の2日間
対象者 全国の医学生、看護学生
定員 3名 応募者多数の場合は選考いたします。
応募締切 平成29年8月14日(月)18:00
参加費 無料
その他 遠方からの参加者には当院で宿泊先を手配します。

スタッフのご紹介

緩和ケア内科

緩和ケア認定看護師

長久 栄子(緩和ケア内科 副科長)

著書「せん妄」のご紹介

薬剤師

山崎由香(緩和薬物療法認定薬剤師、麻薬教育認定薬剤師)

日程

1日目

8:15 集合
8:35 在宅緩和ケアカンファレンス(真生会訪問看護ステーションこころ)
9:30頃 河相医師緩和ケア外来見学・河相医師レクチャー
12:30 昼食休憩(スカイラウンジ)
13:30〜
16:00
長久看護師 山崎薬剤師レクチャー
16:00〜
18:00
河相医師訪問緩和ケア診療同行 終了後解散
19:30頃〜 懇親会(富山湾の海の幸を堪能してください)

2日目

9:30頃〜 古谷医師緩和ケア外来見学・古谷医師レクチャー
12:00 終了(研修医との交流会)
解散
午後 観光地案内(希望者のみ)

※日程は変更となる場合がございます。予めご了承ください。

日本人の二人に一人が“がん”に罹患する現代、早期発見と早期治療により完治することが増えてはいますが、
残念ながら最先端治療でも救命できないことも多いのが現実です。
「もう治らないのだ」、「私は死ぬのだ」と知らされた患者は、医療者に何を求めるだろうか?
治療の限界という大きな壁の前で、我々医療者は、患者とその家族に何ができるだろうか?

臨床医を目指す皆さんが、将来避けて通れぬこの大きな課題に、いつ真剣に向き合いますか?
この夏、我々と一緒に、向き合いませんか。

私は、全科往診と24時間救急対応の地域密着型急性期病院の当院で、消化器がんの診断(検査)、手術(内視鏡治療・IVR・経皮的治療)、
抗がん剤治療、緩和治療、在宅緩和ケアと、初期から最期まで、がん患者と家族の苦しみに向き合ってきました。
第一線の治療医と同時に緩和ケア医として、外来・入院・在宅にて、
頼もしい緩和ケアスタッフと共に、チームで切れ目のない緩和ケアの提供に取り組んでいます。

がん患者と家族、そして医療者や緩和ケアチームの多職種の医療スタッフの、生の声を聴き、それぞれの生き様にふれ、治療の限界を超えて、
我々にできることは何かを、皆さん自身が発見し、医療の現場で働くことの豊かな意味と喜びを知る“熱い夏”になれば幸いです。

待っています。

緩和ケア内科 河相 覚

参加者の感想

セミナーで印象に残ったこと

緩和ケアをあまり知らなかったが、今まで知っている医療と違って興味を持った。今回接した患者さんはがんの治療を受けている人ばかりだが、元気に仕事をして、笑顔を見せられていた。普通に生活されている。それがすごい。Drの方々のケアの結果なのかと思った。
病気を治す(キュア)は大前提。でも、どうしても医療には限界がある。そして患者さんは病気に派生するいろいろな不安を抱えている。それに寄り添い、その苦しみを和らげるのはケアの考えかたなのだということを学ばせていただきました。
(緩和ケアとは)こういうことをするんだなと、想像とだいぶ違った。いわゆる終末期の医療と違っていた。(真生会から10分の場所への往診に同行して)街が病院で、家が病室のようだと思った。家に帰ると痛みを感じないと言われる患者さんもあり、家が好きなんだなと感じた。真生会には往診や訪問看護もあり、他の病院にはない環境が整っている。

今回学んだことをどのように活かすか

患者と向き合って信頼関係を築いていくような医師になりたい。真生会の医師は主治医として患者に向き合った医療をしていて、その点は大学病院と違う。
自分は今大学で病院実習中で、患者さんのお話を聞く機会が多くあります。教えていただいた「信頼関係を築く接し方(傾聴)」を実践してみたいと思います。病気を治すことはまだ出来ませんが、苦しみを取り除く手助けが出来たらいいなと思いました。

応募受付は終了いたしました。

注意事項

お問い合わせ先

ご不明点は当院の担当 波部 kanwa-seminar@shinseikai.or.jp までご連絡ください。

※携帯やスマートフォンからお問い合せいただく際はshinseikai.or.jpからのメールを受信できるように事前に設定変更をお願いします。

※お問い合せいただだく際にはメール不達の場合に備えて連絡のつきやすい電話番号を記載いただけると幸いです。

このページのトップへ