医療法人真生会 真生会富山病院

いみず総合診療専門医 研修プログラム 活動レポート

2025年3月13日(木)

シンガポール探訪記(後編)

【画像】シンガポール探訪記(後編)

まず、世界家庭医学会環太平洋学会(WONCA APR)の報告です。
持ち時間はプレゼンテーション5分、質問3分、計8分でした。
真生会から管理栄養士の結川と私の二人がプレゼンテーションを行いました。

結川の発表の題は、”A case study of a dietitian's visit to improve the nutrition of an elderly patient with poor appetite” 「食欲の低下した高齢者のお宅に、栄養士が訪問し、栄養状態を改善させた例」でした。フロアの反応は非常によく、共同演者の私もいくつか質問に答え、よい雰囲気で次の自分の発表に臨みました。私の発表演題は、"A case of mindfulness being effective in the treatment of chronic abdominal pain in an elderly patient" 「高齢者の慢性腹痛に、マインドフルネスが有効であった一例」です。まずまず、スムーズに発表できたかなと思います。

来年度のWONCA APRは韓国の釜山で開かれるそうです。来年度も出来れば、チャレンジしたいなと思っております。

■シンガポールの定番観光地
WONCA最終日の講演に参加した後、定番の観光地であるマーライオンとマリーナベイサンズを訪れました。会場から徒歩10分ほどで到着です。多くの観光客がマーライオン像の写真を撮っていました。

マーライオンの対岸にあるのが「マリーナベイサンズ」という人気の複合娯楽施設。ショッピングモールや博物館、カジノもあります。敷地内の水路を船で移動できるとても大きな建物でした。

お昼を過ぎフードコートに向かうと、すでに満席。「一風堂(マリーナベイサンズ店!)」で食事をとりました。安定の美味しさのラーメンでした。

美術館のテーマは「Art & Science」で、ほとんどの作品がプロジェクターを使って映し出されています。個人的には、花で動物を表現し、さらに四季の移ろいを描いた作品が心に残りました。屋上からの景色も楽しみました。あいにくの曇り空でしたが、それもまた一興かなと…。

お土産は初日から何度も訪れているチャイナタウンで買いました。茶葉の詰め合わせや「I Love Singapore」Tシャツ、マーライオンの形をしたクッキーなどなど。休憩に立ち寄ったアイス屋さんでは、マンゴーアイスが2.5シンガポールドル(1シンガポールドルは110円ほど)とお手頃で、「この辺に住んでいたら毎日のように通っていただろうな」と思いました。

■タクシーで帰路へ
早朝の飛行機に乗るため、空港近くのExpoというホテルに宿泊しました。フロントでタクシーを頼むと、指定のタクシー番号が書かれた紙を渡されました。しばらくホテルの前で待っていると、別の番号のタクシーが来て運転手に「Did you call a taxi?」と聞かれ、「Yes」と答えたら、そのままどこかへ行ってしまいました。少し戸惑いましたが、後から考えると、それは流しのタクシーだったのでしょう。

その後、指定されたタクシーに無事乗り、空港ターミナルに到着。自動チェックイン機からスーツケースのラベルが出てこなかったものの、係員に事情を説明して無事にチェックインを終えました。成田空港とは違い、空港内の多くの店やラウンジが24時間営業でした。

飛行機の離陸が遅れ、関西国際空港からリムジンバスで京都に着いた後、サンダーバードと北陸新幹線が遅延していましたが、何とかその日のうちに帰宅できました。

海外での学会発表という、貴重な経験を積むことができ、今後に生かして行きたいと思います。

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【画像】マーライオンと観光客
マーライオンと観光客

【画像】マリーナベイサンズ
マリーナベイサンズ

【画像】マリーナベイサンズの一風堂で昼食
マリーナベイサンズの一風堂で昼食

【画像】マリーナベイサンズ屋内①
マリーナベイサンズ屋内①

【画像】マリーナベイサンズ屋内②
マリーナベイサンズ屋内②

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