医療法人真生会 真生会富山病院

いみず総合診療専門研修プログラム 活動レポート

2025年8月1日(金)

韓国珍道中③ ― Gala Dinner、再び ―

「Gala Dinner」は、“格式ある華やかな晩餐会”という意味だそうです(By Copilot)。
昨年シンガポールで初めて参加した際はかなり緊張しましたが、
新たな出会いと学びを期待して今回も挑戦することにしました。

◆ 会場は、LOTTE HOTELS BUSAN
会場となったのは、釜山にあるロッテホテル。
5つ星ホテルとのことでしたが、立派な空間でした。

学会会場からバスも出ていましたが、少し時間に余裕があったので地下鉄を選びました。
券売機は日本語に対応しており、運賃は1,700ウォン(約170円)。
改札ではQRコードをかざして入場。清潔で静かな車内が印象的でした。
到着後、ホテルに隣接するロッテ百貨店に迷い込んでしまい、無事にホテルに辿り着くまで少し時間を要しました。
さらにホテル内でも、複数の学会が同時にパーティーを設けていたため、別の学会の会場に入りかけてしまう場面もありました。
幸い、ホテルスタッフの方がとても流暢な日本語で案内してくださり、無事、会場の「Crystal Ballroom」に到着することができました。

◆ 「自由席です」が一番難しい
受付で「お好きな席へどうぞ」と案内され、少し戸惑いながらも会場後方のテーブルに着席。
やがて各国の家庭医療に携わる先生方をはじめとした方々が同席されました。

・日本人女性の医療従事者
・イギリスで家庭医療を統括する立場にある医師
・スペインで家庭医療を統括する立場にある医師(息子さんがレアル・マドリードに所属されているそうです)
・南米出身の男性医師

どの方も穏やかで、あたたかい雰囲気の中、自然と会話が始まりました。

◆ 国ごとに異なる“マスク観”
新型コロナ流行時の対応が話題になり、「国民がどのようにマスクを受け入れたか?」と尋ねられました。
日本では、コロナ以前から風邪や花粉症の際にマスクを使用する文化が根付いており、
マスクそのものに対する抵抗感が少なかったことをお伝えすると、
海外の先生方はとても驚いておられました。
後日調べたところ、国によっては「マスク=重篤な感染者」と受け取られる文化もあり、
そのような違いを実感する機会にもなりました。

◆ 音楽と食事と温かな交流
ディナーは韓国の医師による音楽演奏で始まりました。
いくつかのクラシックに続いて、ジブリの楽曲が流れたときは、思わず心が和みました。
久石譲先生の音楽が国を超えて愛されていることを改めて感じました。
欧米の先生方にとってトッポギはお口に合わなかったようで、
「私、食べられますよ」とお伝えすると「どうぞ」と皆さんも分もいただきました。
日本から用意していた緑茶のセットをささやかなお土産としてお渡しし、挨拶を交わしてお別れしました。

◆ 少しずつ、輪の中へ
このような国際的な場では、まだまだ戸惑うことも多くありますが、昨年に比べると、
肩の力を抜いて過ごすことができたように思います。
また機会があれば少しずつ経験を重ねながら、世界中の先生方とつながりを築いていきたいと思います。

【画像】会場「Cristal Ballroom」の写真です。とにかく広い会場でした。
会場「Cristal Ballroom」の写真です。とにかく広い会場でした。

【画像】Lobster tail, Pineappleだったと思います。味を覚えていられるようになるには、もう少し場慣れが必要のようです。
Lobster tail, Pineappleだったと思います。味を覚えていられるようになるには、もう少し場慣れが必要のようです。

【画像】当日のお品書きです。料理名というよりは使われている食材の紹介のような内容でした。多国籍からなる参加者が料理の内容を直感的に把握できるように配慮されたのかもしれません。あるいは食物アレルギーの観点からの記載でしょうか。
当日のお品書きです。料理名というよりは使われている食材の紹介のような内容でした。多国籍からなる参加者が料理の内容を直感的に把握できるように配慮されたのかもしれません。
あるいは食物アレルギーの観点からの記載でしょうか。

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