医療法人真生会 真生会伏木クリニック

0766-44-0212
日曜・祝日・木曜午後・土曜午後 休診

お知らせ

戻る

2024年4月15日(月)

院長の古谷医師が地域住民対象の健康講座を開催しました

【画像】院長の古谷医師が地域住民対象の健康講座を開催しました

令和6年3月21日(木)高岡伏木にある一宮公民館にて、地域住民対象の健康講座を行いました。
講師は伏木クリニック院長の古谷医師と、真生会富山病院の宮本看護師で、生活習慣病について約1時間お話ししました。

地域住民の方も30人ほど集まりまして、笑いを交え楽しまれながら、皆さん真剣に聞かれていました。

古谷院長の講座をまとめましたので、ぜひご覧ください☆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日は生活習慣病についてお話いたします。
生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群・高血圧、糖尿病、脂質異常症などの病気を言います。

今日は主に、高血圧と糖尿病について詳しくお話ししたいと思います。

生活習慣病対策のために世界全体がとるべき5つの行動として、2011年に国連が発表した対策内容が、1.タバコ 2.食塩 3.肥満、不健康な食事、運動不足 4.有害飲酒 5.心血管系疾患のリスクの低下です。

2番目に食塩が挙げられているのは、皆さん驚きですね。
食塩をたくさん摂るとなぜ悪いのか。それは高血圧になるからです。
では皆さん、毎日どれだけ食塩を摂っていますか?

1日の食塩の最低摂取量は1.5gです。WHOがすすめている摂取量の上限は5.0gで、日本高血圧学会がすすめている摂取量の上限は6.0gです。しかし最近の日本人(成人)の摂取量は10gと、かなり多い量を摂取しています。日本の高血圧者数は、約4300万人です。

なぜ高血圧が怖いのかと言いますと、動脈硬化になるからです。
血圧が高いと動脈がどんどん傷んできます。そうして脳卒中や心筋梗塞など、心血管疾患で亡くなられる方は年間10万人です。また、血圧上昇とともに腎不全や認知症、ねたきりのリスクも高まるので、放っておかず治療しましょう。血圧を下げると死亡率も10~15%減少します。

血圧を下げるためには、まず家庭血圧を測りましょう。これを測るところがまず始まりです。診察室よりも今後の見通しがつくのが家庭血圧です。毎日朝と晩に測ってください。

血圧が上がる仕組みは2つありまして、血液が流れにくくなること。そして血管の中の血液量が増えることです。

高血圧に対する生活習慣の修正が6つ挙がっています。1.食塩制限1日6g未満 2.野菜・果物の積極的摂取 3.適正体重の維持 4.運動療法 5.節酒 6.禁煙
これらをしっかり守りましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【画像】

【画像】

【画像】

【画像】代替食塩というものがあり、こういったものに替えて塩分摂取量を減らすのも一つの手段ですと、「やさしお」を紹介しました。
代替食塩というものがあり、こういったものに替えて塩分摂取量を減らすのも一つの手段ですと、「やさしお」を紹介しました。

【画像】塩化ナトリウムと塩化カリウムが1対1で入っており、カリウムには血圧を下げる効果や、食塩摂取で血圧が上昇するのを低下させる効果もあるそうです。
塩化ナトリウムと塩化カリウムが1対1で入っており、カリウムには血圧を下げる効果や、食塩摂取で血圧が上昇するのを低下させる効果もあるそうです。

【画像】古谷院長のお話の後は、みんなで体を動かしストレッチ☆
古谷院長のお話の後は、みんなで体を動かしストレッチ☆

【画像】後半は、糖尿病看護特定認定看護師の宮本が症例をもとに、糖尿病とはどんな病気かお話ししました。
後半は、糖尿病看護特定認定看護師の宮本が症例をもとに、糖尿病とはどんな病気かお話ししました。

【画像】

【画像】質疑応答の時間では、聞かれている皆さんからたくさん質問がありました。
質疑応答の時間では、聞かれている皆さんからたくさん質問がありました。

【画像】最後に、無料で血糖測定を行いました。
最後に、無料で血糖測定を行いました。

【画像】多くの方が測定をされ、個別に相談もでき喜ばれていました。
多くの方が測定をされ、個別に相談もでき喜ばれていました。

ページトップ