医療法人真生会 真生会伏木クリニック

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2024年10月17日(木)

開院2周年記念健康講座を開催しました

【画像】開院2周年記念健康講座を開催しました

令和6年9月28日(土)当クリニックの2階多目的ホールで開院2周年記念健康講座を開催しました。ホールに用意した席がほぼ埋まるほど地域の皆さんがたくさん来てくださいました。

わたし(古谷)からは「糖尿病のキ・ホ・ン」と題して話をし、真生会富山病院から糖尿病看護特定認定看護師の宮本晴江さんにも来てもらい専門性を活かしたわかりやすい話をしてもらいました。

最後はクリニックで医療事務を務めている山城が体操のインストラクターをして充実した健康講座になりました。

皆さまのおかげにより、開院2周年を迎えられたことを、心から感謝しています。最初は無我夢中でしたが、自利利他の精神に基づいた医療に努めていけば、患者さんも私たち医療スタッフも大きな喜びを得ることができるとわかりました。

いま、特に力を入れているのは糖尿病の診療です。最新のエビデンスに基づいた治療に加えて、新たな検査機器の導入、更には、真生会富山病院糖尿病看護特定認定看護師の宮本晴江さんが定期的に療養相談を行い、大好評です。患者さんも前向きに取り組まれて、多くの方が血糖の目標値を達成され、診察室で共に拍手して喜びを分かち合っています。

糖尿病は無症状のまま血管をボロボロにする怖い病気です。発症は遺伝的素因、免疫異常など多くの因子が関わっていますので、必ずしも自己責任とは言えません。血糖値が上昇し始めたら生活習慣を見直しましょう。

今後も患者さんの幸せを第一に考え、診療していきたく思います。

【画像】院長の古谷医師2年前に開院しましたが、ここまで皆さんに育てていただいたという感謝の思いでいっぱいです。ほんとうにありがとうございます。今回、「糖尿病のキ・ホ・ン」と題して話そうと思ったのは糖尿病人口が非常に増えているからです。自動車の発達に伴う運動不足と食の欧米化に伴う脂肪と糖の過剰摂取が原因と言われています。(具体的な数では予備軍も含めて2000万人とも言われています)当院では持続血糖モニターを積極的に取り入れ、HbA1c(1-2ヶ月間の血糖値の平均値)も外注せずに迅速測定できる機器を導入しました。いずれもクリニックで導入しているところは少ないと思います。糖尿病は高血糖の状態が続く病気で最初は無症状ですが、進行すると以下の症状が現れます。・口の渇き・多飲・多尿・体重減少・倦怠感・手足のしびれ・目がかすむ・重症化すると意識障害や昏睡になる血糖調節にはインスリンというホルモンが欠かせませんが、この作用が十分ではないために糖(ブドウ糖)が有効に使われない状態が糖尿病です。その原因にはインスリンの分泌低下とインスリンが十分分泌されても肝臓や筋肉に働きにくくなるインスリン抵抗性があります。明るい話題として、糖尿病には寛解ということがあります。糖尿病になって間もない軽症の方で、肥満があって体重が10%以上減少した人では、年間寛解率が7-10%に達したという報告もあります。糖尿病治療の基本は食事療法、運動療法です。それでも改善の見られない患者さんには薬物療法を行います。真生会伏木クリニックは糖尿病の方やその予備軍の方を積極的に応援し、支えていきたいと思います。
院長の古谷医師

2年前に開院しましたが、ここまで皆さんに育てていただいたという感謝の思いでいっぱいです。ほんとうにありがとうございます。

今回、「糖尿病のキ・ホ・ン」と題して話そうと思ったのは糖尿病人口が非常に増えているからです。自動車の発達に伴う運動不足と食の欧米化に伴う脂肪と糖の過剰摂取が原因と言われています。(具体的な数では予備軍も含めて2000万人とも言われています)

当院では持続血糖モニターを積極的に取り入れ、HbA1c(1-2ヶ月間の血糖値の平均値)も外注せずに迅速測定できる機器を導入しました。いずれもクリニックで導入しているところは少ないと思います。

糖尿病は高血糖の状態が続く病気で最初は無症状ですが、進行すると以下の症状が現れます。

・口の渇き
・多飲
・多尿
・体重減少
・倦怠感
・手足のしびれ
・目がかすむ
・重症化すると意識障害や昏睡になる

血糖調節にはインスリンというホルモンが欠かせませんが、この作用が十分ではないために糖(ブドウ糖)が有効に使われない状態が糖尿病です。その原因にはインスリンの分泌低下とインスリンが十分分泌されても肝臓や筋肉に働きにくくなるインスリン抵抗性があります。

明るい話題として、糖尿病には寛解ということがあります。糖尿病になって間もない軽症の方で、肥満があって体重が10%以上減少した人では、年間寛解率が7-10%に達したという報告もあります。糖尿病治療の基本は食事療法、運動療法です。それでも改善の見られない患者さんには薬物療法を行います。

真生会伏木クリニックは糖尿病の方やその予備軍の方を積極的に応援し、支えていきたいと思います。

【画像】真生会富山病院糖尿病看護特定認定看護師の宮本晴江さん食事は、1日3食が基本ですが、特に朝食がとても大事です。朝食を抜くと昼食後以降の血糖が高くなるからです。ご飯、パン、麺類などの炭水化物より野菜や肉・魚を先に食べると血糖上昇が緩かになります。「よく噛む」ことも大事で、理想は1口30回です。これまで10回程度しか噛んでいない方は、まずは15回を意識してみましょう。こまめな水分補給も大切で、個人差はありますが体重×30mlが目安です。運動は、細切れ運動・ながら運動(掃除機をかけながら等)・1日30分のウォーキングがお勧めです。海外の文献で、30分ごとに1分40秒間の歩行をした場合では、1日1回30分間の歩行をした場合と比べて血糖値が低下するという報告もあります。食生活・食べる順番・食べる量や内容に気をつけてまずは自分でできる運動を心がけることをお勧めします。
真生会富山病院
糖尿病看護特定認定看護師の宮本晴江さん

食事は、1日3食が基本ですが、特に朝食がとても大事です。朝食を抜くと昼食後以降の血糖が高くなるからです。ご飯、パン、麺類などの炭水化物より野菜や肉・魚を先に食べると血糖上昇が緩かになります。

「よく噛む」ことも大事で、理想は1口30回です。これまで10回程度しか噛んでいない方は、まずは15回を意識してみましょう。

こまめな水分補給も大切で、個人差はありますが体重×30mlが目安です。

運動は、細切れ運動・ながら運動(掃除機をかけながら等)
・1日30分のウォーキングがお勧めです。

海外の文献で、30分ごとに1分40秒間の歩行をした場合では、1日1回30分間の歩行をした場合と比べて血糖値が低下するという報告もあります。

食生活
・食べる順番
・食べる量や内容
に気をつけてまずは自分でできる運動を心がけることをお勧めします。

【画像】体操をレクチャーした普段は医療事務を務めている山城
体操をレクチャーした
普段は医療事務を務めている山城

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