人と想い

人と想いトップへ

先輩医師・職員紹介
看護師

やりがいと誇りを持って働ける職場環境がある。

T.Y. 訪問看護ステーション こころ

医学部保健学科看護学専攻卒業
2008年入職

看護師 T.Y.

医療の道に進んだ理由は何ですか?
高校時代には、将来何をしたいのか自分でもよくわかりませんでした。試験の時、進路について記入する用紙がありましたが、文系を記入していたものです。
転機は高校2年生のときに来ました。友人と一緒に病院の看護師体験を経験したのです。
富山の中規模の某病院での実習では、明るくはつらつとした看護師の方がいきいきと働き、患者に対応されていました。説明も分かりやすく、実習を終えた後「看護師がいいかもしれない」と思うようになった瞬間でした。 そのときから、将来、看護師を目指すようになりました。
当院を選んだのはなぜですか?
当院の前は、大規模な総合病院で勤務。その後、引越しにより退職しました。
将来的には訪問看護をしてみたいという思いがありましたが、訪問看護師は責任ある仕事を1人でこなさねばなりません。すぐに訪問看護ステーションに就職する自信は、私にはありませんでした。
そんなとき当院の存在を知りました。
当院には、病院と訪問看護ステーションが併設されており、連携しています。また、基本方針に在宅医療が掲げられており、地域住民の方を支援するために病院と訪問看護の連携がなされています。
さらに、病院を初めて見学したときに綺麗で明るい印象を持ち、またスタッフの案内が丁寧だなぁとの印象も受け、当院に就職を決めました。
当院の印象はいかがでしたか?
入職してすぐのオリエンテーションで受けた「接遇トレーニング」が印象的でした。
姿勢から声の出し方、ビデオでのチェックまで2日間ほど設けられていました。前の病院では、これほど力が入っていませんでした。自分の立ち居振る舞いがいかになっていないかを目の当たりにし、反省させられました。同じ部署ばかりでなく他部署の方とすれ違ったときも会釈をしたり「お疲れ様です」と声を掛けあうことで職員同士が和を保つと、患者さんに温かな看護をお届けできるように思います。
看護部での教育にも熱心で、活動も年々充実してきています。院内での看護研究発表会は今年で3回目の開催となりましたが、研究に取り組むことで自分の看護のふりかえりと学びにつながります。また他の部署でどんな活動がなされているのかを知ることは、いい刺激にもなります。看護の知識や技術の向上を目指そうとする意欲が高く保たれている職場だと思います。
仕事ではどのようなことに取り組んでいますか?
訪問看護ステーションの訪問看護師としての役割と、地域連携室での退院支援の仕事に携わっています。
ステーションでは一番の若手ですが、さらに職場をいい雰囲気にしていけるよう上司に相談したり、提案するなどの働きかけを行っています。
今年度は自己研鑽としてスピリチュアル研修に参加しました。近年増えつつある在宅で看取りのために、終末期におけるがん患者や認知症などの患者さんにどういう看護やコミュニケーションをとればいいのかを学びたかったからです。
また地域連携室で働くうちに、病院と訪問看護が連携をとりやすくし患者さんへの看護につなげるためにはどうしたらいいのかと考えるようになりました。退院支援の研修に参加し、訪問看護ステーションから病院に対しての働きかけ方について学びましたので、実践していきたいと思います。
仕事上でのエピソードがあれば…
事故をきっかけに障害を持ち下半身麻痺の車椅子生活をされている患者さんがいます。奥さま、息子さん、娘さんの4人暮らしですが、ご家族との関係性は弱く、訪問看護での関わりの中で私たちもご家族と接する機会は少ないものでした。
一時、呼吸障害から入院され、その後状態が安定し在宅に戻ることになった時に、関係者でカンファレンスをもちました。その際、それまでなかなか話す機会のなかった奥様や娘さんと会話できる機会を持ち、じっくりと思いを聞くことができました。
その後奥さんと娘さんからは、訪問看護に行った時などに直接相談を受けるようになりました。患者本人からも「家族が変わった」「家に帰れて嬉しい」との発言を聞くことができ、家族の関係性が強まっているのを感じてとても嬉しい気持ちになりました。
スキルアップのためにやっていることは?
近年、在宅介護、在宅療養が増えています。
在宅での生活を支えるため、患者さんやご家族の思いを聞いたり、分かりやすく説明したり、また必要であれば医師、ケアマネジャー、訪問介護、訪問入浴サービス、通所サービス、福祉用具業者、医療業者など他職種が集まって会議する機会も多くなっています。
介護には、知識や技術も必要ですが、何よりもコミュニケーションスキルが必要だと常々感じています。
あなたにとっての「抜苦与楽」「自利利他」とは?
退院され在宅に移られるとき、患者さん、ご家族は不安を感じられます。
入院中であれば、看護師がいて対応してくれますが、在宅ではちょっとしたことでも不安になるのです。
訪問看護中は、患者さんのお体の状態や清潔援助などのケアも行いますが、不安な思いやご家族のお話を伺うように配慮しています。少しでも話を聞いてもらえると思うと、ご家族の不安は軽減し、また介護することができるようになります。また、日中は患者さん一人で過ごされている方も多くなっていますが、連携ノートを活用し、訪問時の様子を分かりやすく書いておいたり介護者の体調を気遣ったり、また電話でお話することで思いを確認するようにしています。
「当院ならでは」のことがあれば…
職員専用の「お風呂」!です。
仕事を終えた後、お風呂に入って帰る、特に準夜勤務の後のお風呂は気持ちがいいです。ガラス張りなので眺めが良いです。同僚同士で話をしながらリラックスでき、ぽかぽかな身体と気持ちになって、帰宅して寝ることができます。
富山での暮らしはいかがですか?
もうじき新幹線が通るようになります。東京まで乗り換えなく短時間でいけるようになりますし、大阪にも行きやすいです。
富山の人には、ヒトをもてなす温かな雰囲気があります。
また富山は、災害が少ない!
住みやすいところです。
当院を志す人へのメッセージ
院長先生は、「いい医療を提供するためには職員が仕事にやりがいと誇りを持って働けるような職場づくりが必要だ」と言われています。
当院は、職員の意見を取り入れて、いい職場づくり、改革を積極的に行っている病院です。
ぜひ働いている職員の様子を見てほしいと思います。
患者さんへの対応を見てほしいと思います。
働きやすい職場とはどんなものか、きっと分かっていただけると思います。
看護師
  • H.K. さくら病棟
  • N.H. さくら病棟
  • H.N. さくら病棟
  • T.Y. 訪問看護ステーション こころ
  • Y.K. 内科
  • H.K. わかば病棟
  • M.S. わかば病棟
  • H.T. さくら病棟
  • H.M. 消化器内科
  • K.O. アイセンター(眼科)

医師

コメディカル

このページのトップへ