看護専門学校卒業
2005年入職
- 働き始めたきっかけは、当院で働いている友達に誘ってもらったことです。
それまでは一患者として受診に訪れていました。受付にはフロアマネジャーさんが温かい笑顔で迎えてくれるので、安心して受診することが出来ました。医者や看護師、他のスタッフの人達も優しかったです。
自分もこの病院の一員として働けたら楽しいだろうなと思ったからです。 - 利他の精神を大事にしている病院だということは知っていました。
部署が移動になって間もない頃、クリーニングされたナース服が保管されている部屋がわからずウロウロしていると、一人の看護師がさっと声をかけてくれ案内までしてくれたのです。「私もわからなくて教えてもらったことがあるので、今度は私がしてあげたいと思ったのです」と笑顔で言ってくれたのを憶えています。
患者さんに対してだけでなく、病院全体が利他の精神にあふれた思いやりに包まれているなと実感しました。
今度は私が親切をする番です。 - 患者さんの検査に直接関わる介助や、1日の検査の流れを管理したり問診や検査に必要な処置を行うリーダー業務をしています。
内視鏡の検査には「自分はひょっとしたらガンではないか」と不安一杯で来院される患者さんや、緊張して来られる患者さんが多いです。
接する時間は短いのですが、少しでも不安をやわらげ安心して検査を受けてもらえるよう、看護技術を磨いていきたいと思います。
- 入職して病棟に配属された時は、右も左もわからず毎日必死でした。
そんな時、ご主人の付き添いで来られている奥さんがおられました。その方は、訪室してもどことなくぶっきらぼうで、無言で窓から景色を眺めているような人でした。とにかく私は、挨拶や笑顔を忘れず、患者さんやご家族の望まれることをしっかり受け止めようという思いで仕事をしていました。
3ヶ月ほど過ぎた頃、いつものように訪室すると、「いつもありがと」とボソッと言われたのです。何気ない一言ですが、未熟さを感じ落ち込んでいた私にとって大きな励みとなりました。数年たった今でも憶えています。
学ばねばならない知識や技術は山ほどありますが、患者さんや家族の気持ちに寄り添うことの大切さを、その方から教えていただいたように思います。 - 内視鏡技師の資格取得に向け猛勉強中です。
より専門的な知識や技術がえられるよう学会や勉強会に参加しています。 - 患者さんの安心満足(利他)が、自分の喜び(自利)と感じるよう心がけています。
検査が予約で一杯で、さらに緊急検査が入ってお昼ごはんが3時を過ぎることもあります。
目まぐるしい忙しさに利他の精神を見失いがちになりますが、忙しい時こそ忘れないようと戒めています。 - 埼玉県出身の私は、雪に不慣れで不安でした。
ですが、雪が降っても早朝にはほとんどの道路が除雪されていることにびっくりしました。雪に対して手慣れている土地なのだと、目からウロコでした。