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令和6年4月11日(木)

第36回 認知症カフェ

開催場所レストラン・グリーンハット
講師二村 明広(医師) 、種田 啓之(理学療法士)
一般参加者11名
相談件数0件

令和6年4月11日(木)グリーンハットにて第36回認知症カフェ(カフェなでしこ)が行われました。

今回も、はじめに理学療法士と一緒に簡単なストレッチとコグニサイズを行いました。
コグニサイズとは、運動と認知課題を組み合わせたもので、認知症予防や集中力を高めることが期待できるそうです。
屈伸運動や、片方の腕を伸ばしもう片方の腕は胸の位置へ曲げ、それを交互に繰り返すという運動を行い、笑いを交えながら身体も場の雰囲気もほぐれました。
(ストレッチやコグニサイズは、真生会Weチャンネルでも紹介しています。興味のある方はご覧ください。)

後半は、二村医師(副院長)から、「介護の手法『ユマニチュード』」をテーマにお話がありました。
全国で認知症患者の介護が課題であり、2025年には”特養”待機者が62万人になる見込みに対して、介護人材は38万人不足しています。
皆さんひとりひとりが、認知症の方をみれるようになっていってほしいと話をされ、「認知症サポーター キャラバン」という、認知症の人とその家族を支える応援者(サポーター)を全国で養成し、認知症になっても安心できる社会を目指す取り組みがあることを紹介されました。

もの忘れの自覚がある人はまだいいのですが、認知症の人は自覚が無く、実際に外に出て道がわからなくなり、全く逆の方向へ進んで道に迷ってしまうこともあります。
ご自分の名前や住所もわからず、社会的に問題を起こしてしまうのです。
こういった記憶障害や判断力低下を「中間症状」と言います。また不安やイライラなど自発性が低下したり、怒りっぽくなる、または意欲がなくなりうつ状態になることを「周辺症状」と言います。

「ユマニチュード」とは、人間らしさを取り戻すことです。
ユマニチュードには「見る」、「話す」、「触れる」、「立つ」の「4つの柱」があり、人間として本来あるべき姿に戻すことがとても重要だと、詳しく話がありました。

最後は参加された皆さんと意見交換をして、
・目線を合わせる。
・真生会のお陰で歩けるようになった。
・認知症カフェにずっと来たい。
・ユマニチュードは人間の尊厳を教えられる。心が一番大事。
・ユマニチュードの映像の比較は勉強になった。
といった意見が出ました。
今回も皆さんに楽しんでいただけるカフェとなりました♪

新たな認知症ケア「ユマニチュード」とは

二村医師(副院長)が講演内で紹介された動画です。

出典元: TBS NEWS DIG Powered by JNN

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