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対応分野・医療機器のご紹介

こんな病気を診ます

胃がん、大腸がん、胆石症、痔、鼠径ヘルニア、虫垂炎(盲腸)、その他の診療をしています。

当院の特色

胃がん

ピロリ菌による胃炎が、胃がんの原因の一つと言われています。胃がん予防の為にも、積極的に除菌されることをお勧めします。
早期胃がんであれば、当院消化器センターで、胃カメラによる切除手術で十分治療できます。
進行胃がんであれば、開腹手術が必要です。安全かつ確実な手術に心がけており、術後10日程度で退院可能です。

大腸がん

近年、大腸がんは増加しており、死亡率は肺がんについで2位となりました。早期大腸がんは、内視鏡手術・腹腔鏡手術を行い病変を切除すれば、ほぼ100%治癒します。
大腸がんの早期発見には便潜血検査を行います。当院では過去10年間で約200人の大腸がんの方を手術し、転移のなかった方は、ほとんど再発しておりません。
また半数以上の手術は腹腔鏡で行っていますが合併症もほとんどありません。手術後1週間程度で退院可能です。

肝臓がん

当院では肝細胞がん、転移性肝がんに対して肝切除術を行っています。昔は手術の際に出血量が多く、輸血が必要な場合が多々ありましたが、最近は技術の進歩で、出血量も少なく、輸血が必要になることはほとんどありません。
当院では安全を第一とし、これまで肝切除後の肝不全など大きな合併症や手術死亡はありませんでした。手術後、1~2週間で退院可能です。

胆石症

外科

胆嚢の中に、コレステロールなどが固まり石ができる病気です。食事の変化により、増加してきています。
石が胆嚢の中にあるときには痛くありませんが、出口に詰まると右上腹部や背部に痛みを生じます。放置すると胆嚢が化膿します。
石があっても痛みが無い場合は手術は不要ですが、痛みがあるときには手術が必要です。
手術は1cm程度の創から腹腔鏡にて行います。手術後4日程度で退院可能です。

虫垂炎

一般的に盲腸(もうちょう)と言われています。盲腸先端の虫垂に膿が溜まる病気です。虫垂は太さ3mm程度の細長い管ですが、化膿すると1cm以上に腫れてきます。
放置すると腹膜炎を引き起こすため、抗生物質の点滴や手術切除が必要です。当院では臍部の1cmの創から腹腔鏡で手術を行います。
このため、傷はほとんど残りません。また痛みも少ないです。手術後は2~3日程度で退院可能です。

鼠径ヘルニア

一般的に脱腸(だっちょう)と言われています。足の付け根の皮膚の下に腸の一部が出てくる病気です。子どもに多いと思われがちですが、むしろ成人に多い病気です。
当院では腹腔鏡というものを用いて小さなキズで手術を行うためキズが目立たず痛みも少ないので短期間で退院が可能です。

鼠径ヘルニアについて

腸閉塞

外科

開腹手術後などに小腸が癒着して流れが悪くなり、お腹が張ってガスや便が出なくなり、嘔吐する病気です。
まず、鼻から胃や小腸まで管を入れて減圧する保存的治療を行いますが、効果がなければ開腹手術をします。また、小腸の血行が悪くなる場合は、小腸が壊死するおそれがあるため緊急で手術を行います。
手術後、1~2週間で退院可能です。

痔核・裂肛

一般的には、いぼ痔や切れ痔と言われ、多くの人が罹患します。肛門が腫れたり、痛んだり、出血する病気です。
ほとんどの方は薬で治りますし、できる限り手術をせずに治療します。いぼ痔の重症の方は、1週間の入院で手術治療を行います。
中等度の方は、ALTA治療と言われ、薬剤を痔核に注射して治療します。手術と同じ効果が得られ、痛くない治療のため、入院は不要です。

手術件数・成績

手術件数 令和5年 (2023年)

表の全体がご覧いただけない場合は横スクロールでご覧ください。

手術内容内訳件数
がん切除術
(計36件)
胃がん(開腹・腹腔鏡)7
大腸がん(開腹・腹腔鏡)28
肝がん(肝切除術)1
腹腔鏡下胃腸吻合術2
腹腔鏡下胃局所切除術(内視鏡処置を併施)1
結腸切除術(開腹・腹腔鏡)3
腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術)1
小腸切除術(開腹・腹腔鏡)4
人工肛門造設術(開腹・腹腔鏡)4
人工肛門閉鎖術2
腸管癒着症手術(開腹・腹腔鏡)2
虫垂切除術(開腹・腹腔鏡)10
腹腔鏡下胆嚢摘出術37
鼠径ヘルニア手術(開腹・腹腔鏡)36
腹腔鏡下ヘルニア手術
(腹壁瘢痕ヘルニア)(開腹・腹腔鏡)
3
内ヘルニア手術1
肛門手術31
中心静脈注射用植込型カテーテル設置44
腹膜透析カテーテル留置術3
経皮的胆管・腹腔膿瘍ドレナージ術5
その他25
総計250

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