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院長通信

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地域密着型病院に必要なもの

医療の重点課題について話しをしています。
一番目の入院で地域密着型の 急性期病院を目指しましょう、
とお話ししました。

さて、地域密着とは どういうことでしょうか。
「密着」を患者さんとの距離で考えますと、近いということです。
患者さんとの距離が一番、近い医療は何でしょう。
それは在宅医療ではないでしょうか。
診察室でも目の前に患者さんがいて、距離は近いと思うかも
知れませんがよそ行きの患者さんであって、心の距離は遠かったりします。

在宅医療は心の距離も近いので、患者さんからの感謝の度合いも大きく、
信頼関係も深まります。
この在宅医療は、医師の訪問診療だけでなく、看護師の訪問看護、
また訪問リハビリや訪問の薬剤指導、栄養指導なども入って来ます。
今後、国が推進したいのは、高機能在宅と言われ、病院が行っている
レベルの医療を在宅で行うことです。

とくに、癌の治療や緩和ケアへの対応能力、 急変時への24時間対応、
訪問看護との連携機能は、重要と言われています。

まさに、地域全体を入院ベッドとして対応できる力が病院に必要と
されるということです。
地域全体を病床として活動するには、医療の能力はもちろん、
報告、連絡、 相談などの組織力も問われます。

真生会が地域密着型病院の模範になれるよう、
医療の力と組織力を高めて行きましょう。

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