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院長通信

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優しさの意味

先日、私自身が患者となり、優しさのありがたさが心に沁みた体験をしました。オーバーですが、生涯、忘れない感覚です。

患者にとって優しさほど嬉しいことはないと言われますがそのとおりです。

優は「人」を「憂う」と書き、人の苦しみに寄り添い解決してあげたいという思いやりの心です。

苦しみに寄り添うとは「あなたの苦しみはわかっていますよ」という優しさが患者さんに届き、「この人は私の苦しみをわかってくれた」と苦しみが和らぐことです。

苦しみを和らげてくれたスタッフは患者さんから信頼されます。その信頼を「安心」「満足」に深めるのが「技」と「体」です。「技」と「体」が和らいだ苦しみを無くするところまで導けるからです。しかも「技」「体」は、ただ「心」の実現のためにあるのではなく、技と体が充実することで「心」にゆとりが生まれ、優しさに深みが増すという関係もあります。

それぞれの職種ごとに必要とされる「心」「技」「体」は異なりますし、経験年数によって熟して行きます。

フレッシュセミナーで行った「心」「技」「体」の分析を思い出しつつ、今の自分に必要な「心」「技」「体」を振り返ってみませんか。

そして、もう一つ。真生会が大切にするのは「命への優しさ」です。それは「その命が幸せになるようにどんな命にも精一杯の優しさを注ぐ」ことです。

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