色覚異常の有無の検査で、もっとも多く用いられているのが石原色覚検査表です【図2】。
どの色覚の人でも読める表と、色覚異常があると読めなかったり間違える表があります。数字表と曲線表がありますが、文字が読める場合は数字表を使用します。正常な人でも間違うことはありますが、ある数以上間違えると、色覚異常の確率が高くなります。
他にも、標準色覚検査表第1部先天異常用(SPP-1)、東京医科大学式色覚検査表(TMC表)、新色覚異常検査表(新大熊表)などがあります。間違っていても答えられる問われ方だったり、子どもの心理面に配慮されていたり、とそれぞれに長所短所があります。
これらの検査は、色覚異常があるかないかの検査であり、重症度はわかりません。






