
平成29年9月に(株)ユヤマ製の全自動錠剤分包機を薬剤科に導入しました。
患者さんが薬を飲みやすいように、飲み方に合わせて薬を1回分ずつ袋にまとめて包装することを一包化といいますが、年々その需要は高まっています。
しかし、調剤に時間がかかることが問題で90日分の処方ともなると、できあがるのに1時間近くかかっていました。
全自動錠剤分包機を導入したことにより、機械で薬剤師の手を介さずに処方内容に合わせて正確に一包化できるようになり、作業時間は大幅に短縮しました。
この機械の中には薬を収めるカセットが152個入っていて、カセットは登録した一種類の薬しか使うことができないようになっています。誤ってカセットに違う薬を入れることのないように、充填作業はカセットに埋め込まれたICチップと、薬の包装に印刷してあるバーコードを照合させてから行い、安全面を担保しております。
ユニバーサルカセットが4つ付いているのが(株)ユヤマ製の全自動錠剤分包機の特徴です。
(※ユニバーサルカセットは通常のカセットとは違い、事前に薬を登録する必要がありません。医師の指示した薬が全自動錠剤分包機のカセットにないときでも、ユニバーサルカセットなら他のカセットと同様に自動で一包化をすることができる万能のカセットです。たくさんの種類の薬に対応するのに、とても役に立ちます。)
この機械が導入されたことによって安全面と効率が向上し、調剤の作業が大きく変わりました。今後も安全と作業の効率を常に考えて安心をお届けしたいと考えております。

薬剤専用のカセットが152あります。

薬剤ごとの専用カセット

操作画面

カセットと薬剤のバーコードが一致して照合がOKになったところ