当院が有床診療所として出発したのは昭和63(1988)年。6室13床、看護婦(当時)わずか2名からのスタートでした。その後多くの患者さんからの支持を受け、今日では99床、約190名の看護師・看護助手を擁する病院へと発展を遂げてきました。
なぜ当院はこのように多くの患者さんからの支持を受けることができたのか――それは当院が「自利利他の精神」を理念として掲げ、それを行動の柱とする医療活動を行なってきたからに他なりません。「利他」の実践、すなわちすべての人々の幸せを願い行動すること、それが「自利」、つまり私たち自身のやりがいと成長につながり、病院の発展につながってきたのだと思います。
私たちは、人命の重さを強く自覚し
常に患者の皆様の立場に立って、
患者の皆様の安全と、安心して頂ける看護に
誠心誠意努めます。
一、 人格と権利を尊重した看護を提供します。
一、 的確な判断と技術に基づいて、「またお世話になりたい」と思われる看護を実践します。
一、 豊かな感性と人間性を養い、職業人として自己啓発していきます。
一、 心身ともに健やかで、いきいきと働ける職場づくりに努めます。
これら理念と基本方針に基づき、人命の重さ、生命の尊厳を強く深く自覚し、それを自らの“心技体”で実践していくこと、ひとりひとりの患者さんに向き合い、看守り、不安に寄り添いながら、その期待に応えていくこと――それが私たちの使命だと考えています。
当院は、地域密着型急性期病院として患者さんの健康回復のために医療技術を提供するとともに、地域の人々の健康管理や増進、疾病予防などにも取り組んでいく使命も担っています。
1日平均約800人の患者さんをお迎えしつつ、「7対1看護」※の体制でより安全で信頼できる看護を提供。患者さんやご家族のご事情、心理状態を推し量りながら、創造性のある看護の提供に努めています。
また多職種と連携し、日々研鑽に励みながら、患者さんの治癒と回復に向かって力を尽くしています。
※7対1看護:入院患者7人に対して、常時看護師1人以上を配置する看護体制。従来の「10対1看護」より安全で信頼できる手厚い看護が可能です。
当院は、これから急速に進展する超高齢社会や、変化していく社会環境を見据えながら、患者さんと社会の求めに応えていける病院でありたいと考えています。そこで働く私たちは、日々自らを高め、看護のプロとして一生を通じて成長・成熟していける人間でありたいと思っています。
私たち看護部は、これからも「自利利他の精神」を大切に、常に患者さんの立場に立ち、安全と安心を提供できる看護に、誠心誠意努めて参ります。
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