2021年12月27日(月)
二村明広(ふたむらあきひろ)副院長
認知症とはどういうものか、映像を通して理解を深め、その後、感じたことや日々直面されている悩みを語り合いましょう。
【おわりに】
認知症になると、攻撃的になったり、暴力をふるったり、抑えられない凶暴性を発揮することがあります。対応に困ったご家族に相談され、医師は安定剤などの薬を処方することがあります。ところが、薬で症状は安定しますが、反対に食欲が無くなったり、今まで歩けていた方が薬でふらついて転倒、骨折することもあるなど、マイナスの側面もあります。映像で学ばれたように、認知症の方が怒ったり、暴力をふるったり、徘徊したりするのには、理由があります。たとえば、「大事な子どもがいなくなった、探さなければ!」という親心から徘徊されます。認知症とはどのような病気なのか、これからも共に学んでいきましょう。
参加者からは、
・以前はビデオの例のように、
自分も認知症の妻に怒っていた。
・20年前に介護していた時は
認知症の知識もなく、
対応の仕方が分からなかった。
・認知症カフェに参加し、ビデオを見て
皆と語りあい、
悩んでいることが同じで安心した。
自分だけが苦しんでいるのかと
思っていた。
という声が聞かれました。
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