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院長通信

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かけがえのない存在

オーナー講演会で、地球よりも重い生命について
教えていただきました。

人の生命が地球よりも重いことは、医療に従事する
者にとって全世界共通の認識だと思います。

生命が重いから、1億円をかけてでも、臓器移植を
行うのであり、かけがえのない生命だから、夜を
徹してでも、私達は頑張れるのです。

こう聞くと、生命の重さが問題となるのは、救命救急の
最前線や、終末期医療の場であって、日常の私達の業務
からは遠いことがらのように思うかも知れません。

しかし、そうでしょうか。

「皆さんには、何十人に一人の患者かも知れませんが、
私にとっては、たった一人のかけがえのない母親です。
どうかよろしくお願いします」

クレームと共に、このような気持ちをご家族から吐露
された経験は、皆さんにありませんか。

毎日の業務に追われていると、どうしても気持ちが
流れてしまいますが、本当はひとりひとりが、かけがえの
ない存在なのです。

「この方のことを、かけがえのない存在として大切に
 されているご家族があるのだな」と思えると、
「いい加減にはできないな」という気持ちになれます。

地球より重い生命ということと、日常の業務とは
とても関係が深いのです。

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