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院長通信

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試される

病棟再編作業が完了し、新しくなった各病棟は、じつに細かいところまで
検討されており、長期間に渡ってなされた関係各位の苦労がよく分かりました。

本当にご苦労様でした。

今、日本の病院は淘汰期に入っており、各病院の力が試されています。

国が課してくる諸制度を見ると、およそ二つの力が試されていると見て取れます。

ひとつは変化に対応できる力です。変化に対応するには、いくつかのプロセスが必要です。課題に対する正しい分析、その解決のための正しいビジョンと戦略の立案、実行に向けての意識の共有、そして実行。病棟再編はそれぞれの適切なプロセスを経て、達成できたと思います。

試されるもうひとつの力は人を集められる力です。人とは、患者(利用者)、スタッフであり、連携病院も含まれます。これらを集められる魅力ある病院でなければ、生き残れない条件が制度改定の度に増えています。魅力ある病院の基本は、そこに働く人の魅力でもあります。

各人が、自分の職務で付加する価値に、相手を感動させるような魅力があるかどうかということです。

多忙な単純作業に満足せず、いかに魅力のある価値を付加することができるか、常に考え、取り組んで行きたいと思います。

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