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院長通信

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平成27年の幕開け

平成27年(2015年)が始まりました。

国、地方、医療機関にとって、大きな変革の時代の幕開けです。

国が提唱する2025年の医療提供体制まで、あと10年となり
平成30年(2018年)は節目の年となります。

当院でも2018年ビジョンの実現に向けて、
これからの3年をどう成長して行くか、
現在、中期計画の立案作業中です。

2025年の医療提供体制の実現は、国家財政の命運をかけ、
データに基づいた周到な国策が進められています。

その指針に従うかたちで県はこれから地域医療計画を策定し、
2018年に第7次医療計画が発表される予定です。

医療費削減という至上命題の荒波の中、そのしわ寄せが懸念されるのが、
医療・介護を必要とする患者さん達です。

すでにその兆候は医療難民という形で現れ始めています。

行き場をなくした在宅難民、治療の手立てがないと高度急性期病院から
戻らされた癌難民、10年後には高齢者の5人に1人が認知症となり、
懸念される認知症難民。

それらの方々を守ることこそ、私たち医療機関の使命です。

しかし、力のある医療機関でないとそれはできません。
そもそも、病院の存続自体が危ぶまれます。

今、私たちに求められるのは、力を付けることです。

具体的には各分野で傑出した力を付け、他病院の模範となることです。
それぞれの部署、個人がたくましく成長して行くことで、
これからの変革の時代を乗り越えることができるのだと思います。

平成27年は逆風の中でも進めるエンジンを作り始めるスタートの年と言えます。

皆で力を合わせ、凄いエンジンを作り上げましょう。

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