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院長通信

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成長の自信

7月となり、平成28年は半分終わり、平成28年度は4分の1が終わりました。

確実に過ぎた時の中で、私は成長できただろうか、ぜひ自分に問いかけてみたいと思います。

忙しい日々を振り返ると、たくさんこなした仕事を思い出すかもしれません。
しかし、こなした仕事と成長とは無関係です。

振り返って、「△△をした」の△△ではなく「◯◯ができるようになった」の◯◯を考えてみてください。

「そう言えば◯◯ができるようになった」と思えた瞬間にその思いが自信に変わっていることに気づくと思います。
 
心理学者アドラーは、成長のサイクルを「わかる」→「できる」→「身につく」と表現しています。

「わかる」とは、自分が何をすれば良いか、正しいあるべき姿や目標をよく理解していることと言えます。つまり、成長するには、正しい目標がまず必要なのです。

ただ、漫然とあくせく動いていたら、気がついたら成長していたということはまずありません。あったとしても、それは組織の成長とは無縁のものでしょう。

組織は何を求めているのか。自分の強みを生かして、自分は何で貢献しようとしているのか。正しい目標やあるべき姿を「わかって」、「できる」ようになり、それが「身についた」時、個人も組織も大きく成長します。

今、院内の各部署で新たな取り組みが動いています。その多くは、あるべき姿に気づき、何とかできるようになろうとしている段階です。ちょうど、自転車を習い始めた時のように、今は1メートル程度しか走れていませんが、我慢して続けていれば、風を切って爽やかに走れるようになる日が必ず来ます。

ぜひ、この一つの節目の時、自分の成長を振り返り、足りないものがあれば、見直しをする時としてください。

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