

学びと幸せの関係
自利利他とは、他人を幸せにすることが、そのまま自分の幸せになるということです。まずここで大切なのは利他が先ということです。
自利が先になると、それは我利我利と言われ、他人はもちろん自分も幸せになれません。
富山の薬売りの伝統的精神である先用後利(薬は先に使ってください。お金はあとで結構です)は利他を先にという精神の現れです。
利他とは、職員信条の言葉で言い換えると抜苦与楽です。
抜苦は患者さんの苦しみを和らげ軽くしなくすること。
与楽は何でしょう。それは与えることです。
温かい心をかける、
優しい言葉をかける、
自分の持っている知識や技術を提供する、
手を差し伸べる、
これらは皆、与える例です。
さて与えるためには何が必要でしょう。
与えるものを持っていることです。持っていないと与えられないからです。
自分は、温かい心、優しい笑顔や言葉、最先端の知識や最適な技術を持っているだろうか。振り返ってみましょう。
たくさん持っている方がたくさん与えられます。たくさん与えるほど、お相手も自分もたくさん幸せになれます。私たちが学ぶことは与えるためであり自分もみんなも幸せになるためです。今年もみんなでしっかり学んで行く年にしましょう。