

美しい精神
の度、真生会の基本方針の一番目を改定しました。
(改定前)
一、 患者本位の医療を実践します。
↓
(改定後)
一、 患者の幸福を最も大切にする医療を実践します。
患者本位には、いろいろな考え方がありますが、真生会では「患者本位の
医療」を「患者の幸福を最も大切にする医療」と考えます。
「患者の幸福を最も大切にする医療」とは「病気が治ることは大切。
幸福になれるかどうかはもっと大切」という気持ちで行う医療です。
それは次の姿勢となって現れます。
・患者が幸福になるまであきらめない。
病気を治しても幸福を感じておられなければ終われない
病気が治らなくても幸福を感じていただく方法はある
・患者がもっと幸福になれるよう努力をやめない。
違うアプローチでもっと幸福になっていただくこと
(=患者の幸福の最大化)をいつも考える
違うアプローチの代表であるチーム医療を大切にする
以上のことが実践されると、必ず「来られる前よりも帰られる時、より幸福に」なられます。たった一回の通院でもです。
それには、直接、患者さんと接する人だけでは足りません。患者さんから
見られているあなたの醸し出す雰囲気が大きく作用します。
いきいきと働いているな
楽しそうだな
明るい笑顔だな
良い雰囲気の病院だな
そう感じていただけることが重要です。
基本方針改定に、もう一つの意味があります。
それは、
「患者の幸福を最も大切にする医療を実践できる私たちこそ幸福です」
という意味です。
これが自利利他の精神です。
哲学者 西田幾多郎は主著「善の研究」の中で「善は美である」と述べて
います。
自利利他の精神ほど美しい精神はなく、その精神を実践する人もまた
美しいと思います。
日々の仕事の中で自利利他の精神を確かめ実践する美しい職員になり
ましょう。