当院について

院長通信

戻る

伏木クリニックに学ぶ本来の姿

伏木クリニックがオープンし、10日が経ちました。
古谷院長らスタッフ皆さんの努力で患者数は少しずつ増えています。

とは言え、待ち時間が多いのは患者さんではなくスタッフです。

患者さんの来院を待っている時間は時計が止まって見えます。

そんな時に来てくだされた方は、医者と患者の立場が逆転する
ような、こちらが救われる気持ちになります。

スタッフ全員が、しっかりと目を見て笑顔で挨拶をし、説明をし、
対応し、ちょっとした会話もし、ご満足いただけたか確認し、
またぜひお越しくださいという心を込めてお別れします。

真生会富山病院で、耳鼻科をゼロから始めた時の私がそうでした。
当時のスタッフも同じ気持ちだったはずです。

そして、この患者さんへの思いと対応が本来の姿であることを
知っていただきたいと思います。

毎日、多くの患者さんに追われる診療科ではそんなことは、とても
できないと思うでしょうし、実際に難しいかもしれません。

しかし、本来のあるべき姿を意識しているのとしないのとでは
毎日、少しずつ差が開き、やがては大きな差となって現れます。

意識があれば、「時間の関係で、とてもそこまでできないけれど
短い時間で少しでもご満足いただけるようにするにはどうしたら
良いだろう」という工夫が生まれます。少なくとも、一瞬の笑顔
は頑張ろうという気持ちになります。

自分が伏木クリニックのスタッフで、今、目の前の患者さんが
来られた時にどんな自分になるだろうと想像してください。

きっと素敵な私が見えてきます。

ページトップ