

私達は受け取っていないのか
医療者は患者に対し、医療を提供し支援をする、
いわば持っているものを与える立場にあります。
与える立場にあると、自分たちの方が偉いような錯覚に
陥り、上から目線になったり、簡単にタメ口が出ます。
では、私達は患者さんから何も受け取っていないので
しょうか。
私達が
・専門職として成り立っている。
・仕事を通し、やり甲斐を得ている。
・仕事ができることで生計が成り立つ。
これらすべては患者さんのおかげです。
医療者から患者へは有形の支えがあり、
患者から医療者には無形の支えがあるのです。
ですから、医療者と患者とは互いに支え合う対等の関係です。
これがわかると自然と患者さんへの感謝の気持ちが起こり
適切な援助関係が構築できます。
職員対職員も同じです。互いに支え合っている関係を意識
できることが安心安全の職場作りの基礎となります。