
石川県が新米パパとママを応援する「いしかわ子育て応援BOOK」を発刊しました。
当院・心療内科医師「明橋大二」が「子が宝なら、親もまた宝。その宝を、地域みんなで応援してゆきたい」という応援メッセージを出し、監修した冊子です。
【以下北陸中日新聞の記事です】
子育て支援施策の一環で、県は「いしかわ子育て応援BOOK」と「仕事と育児の安心両立サポートハンドブック」の二冊を発行した。
育児の不安を和らげ、育休取得から職場復帰まで円滑に進めてもらう狙いで、それぞれ二万八千部と二万部刷った。子どもが生まれるすべての家庭に対し、母子保健手帳交付時などに配る。(日下部弘太)
応援BOOKはA5判カラーで四十ページ。四百万部超を売り上げているシリーズ「子育てハッピーアドバイス」の著者、明橋(あけはし)大二さんが監修し、県内の小児科医や保育士らさまざまな専門家が協力した。
子育ての悩みに対して子どもの行動の背景にまで触れつつアドバイス。「イヤ」を連発する「イヤイヤ期」は子どもに自我ができ始めているからで「子育てが成功している証し」、子どもに「キレてしまう」のは「精いっぱい頑張っているからで、大丈夫」と励ます。
祖父母や仕事を持つ父親への助言も。夫からの言葉で妻が一番腹が立つのは「手伝おうか?」だと指摘し、当事者意識を持って子育てに取り組むよう薦める。県内の保育所や幼稚園に送り、県ホームページにも掲載した。事業費は三百万円。
「仕事と育児」はB5判カラー、四十ページ。妊娠からフルタイム勤務に戻るまでを四段階に分け、家庭と職場での留意点を伝える。先輩ママのアドバイスや、権利を保障する法律の説明も。冊子に直接記入できるワークシート欄も設けた。事業費は二百四十万円。