
平成31年4月1日付けで当院の薬剤師・田畑佳孝が「緩和薬物療法認定薬剤師」の資格を取得しました。
田畑薬剤師に今後の抱負などインタビューしました。
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◯インタビュアー
☆田畑
◯認定されてまわりのスタッフや家族の反応はいかがでしたか?
☆まわりのスタッフはとても喜んでくれて私も嬉しかったです。
◯緩和薬物療法認定薬剤師の資格を取ろうと思ったきっかけを教えてください。
☆大学の時にこの分野に興味があって研究室でも研究しておりました。学んでみると人はどうしても最後、必ず死んでいくのですが、その最後の時間が痛みであったり、呼吸困難であったり、様々な苦痛の症状が出てくるのですが、それを薬のコントロールで和らげられることができると知り、自分がなにか認定を目指すならばこの認定だと勉強しました。
ただ、薬の力だけで痛みを十分に取りきることはできないと実際に患者さんに接してみて知らされたことです。当院には長久緩和ケア認定看護師から対人援助ということで様々なスキルを学ぶこともできますし、そういったケアの力とキュアの力を両方使って患者さんの苦しみを和らげたいと真生会で働いていて思うようになりました。
◯薬剤師の道へ進もうと決めたのは、どんな理由があったのでしょうか。
☆大学時代に命の大切さを学ぶ機会がありまして、薬剤師になれるなら臨床に出て目の前の患者さんの苦しみを除いていきたいと思って志望しました。
◯資格を取得し、これからどんな薬剤師を目指したいと考えていますか。
☆現在、携わっている分野はもちろんですが、この資格を自信にして地域への貢献をしていきたいと思います。医師の先生が各地で出張講座等をされていますが、自分も薬剤師として発信できることは多くあると思っています。
◯他にも言いたいことはありますか?
☆この病院、この薬剤科、この緩和ケアチームに居たからこそ取れた資格だと思っています。感謝と学んできたことを伝えることで恩返しに代えていきたいと思います。
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