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病院からのお知らせ【メディア[TV]】2025年10月30日(木)

明橋大二医師がNHKの「ニュース富山人」に出演しました

【画像】明橋大二医師がNHKの「ニュース富山人」に出演しました

令和7年10月15日(水)に放送されたNHKの「ニュース富山人」(18:10~放送) に、心療内科の明橋医師が出演しました。

赤ちゃんの泣き声を聞き分ける世界的なメソッド「ベビーランゲージ」に関する特集で、母親の産後うつの予防効果があることを、乳幼児の心の発達に詳しい医師としてコメントしました。


以下に放送内容をまとめました。

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【リポーター】
赤ちゃんというと癒しの存在であることはもちろんですが、一方で産後間もない母親、特に初めて出産を終えた母親にとって、我が子の泣き声が時に大きな負担となることもあります。
しかし、その泣き声が何を訴えているのか分かれば、お世話も少しはスムーズにいくのではと思います。

富山市の助産師である石川直子さんは、産後の母親の負担軽減のため、ベビーランゲージ(赤ちゃんの言葉)を広める活動をしています。
ベビーランゲージとは、オーストラリア発祥の世界的なメソッドで、生後3ヶ月ごろまでの赤ちゃんの泣き声を、空腹やゲップなど5つのメッセージとして聞き分けます。適切に対応することで、赤ちゃんを快適にし、母親のストレスを軽減することを目的としています。
こういったメソッドについて、乳幼児の心の発達に詳しい診療内科医(明橋医師)は、母親の産後うつの予防に効果があるのではと言います。


【明橋医師】

赤ちゃんというのは泣き声によって、何らかの自分の気持ちを表現しているんだと思います。泣き声の意味がわからないと、お母さんたちは自分が責められているのではと感じてしまいます。こういったベビーランゲージというのも、「赤ちゃんはこういうことを言おうとしているんだ」ということが分かり、それに適切に対処したら子どもは落ち着いていきます。それによって、産後うつの予防にもなるのではないかと考えます。

【画像】

【画像】これまで2000人を超える赤ちゃんを取り上げてきた助産師の石川さんは、北陸で初めてベビーランゲージの指導者資格を取得されたが、国内での認知度はまだ低いのが現状
これまで2000人を超える赤ちゃんを取り上げてきた助産師の石川さんは、北陸で初めてベビーランゲージの指導者資格を取得されたが、国内での認知度はまだ低いのが現状


【画像】ベビーランゲージとは、発祥のオーストラリアをはじめ欧米などで広く知られている、赤ちゃんの泣き声を聞き分ける世界的なメソッド
ベビーランゲージとは、発祥のオーストラリアをはじめ欧米などで広く知られている、赤ちゃんの泣き声を聞き分ける世界的なメソッド

【画像】生後3ヶ月ごろまでの赤ちゃんの泣き声を、空腹やゲップ、眠気など大きく5つに聞き分け、適切な対処につなげようというもの
生後3ヶ月ごろまでの赤ちゃんの泣き声を、空腹やゲップ、眠気など大きく5つに聞き分け、適切な対処につなげようというもの


【画像】舌をまくように発する 「ネェ」はお腹が空いた、苦しそうに発する「エア゛」はお腹にガスが溜まって苦しいというメッセージで、泣き声や仕草が赤ちゃんにとって言葉であると捉えている
舌をまくように発する 「ネェ」はお腹が空いた、苦しそうに発する「エア゛」はお腹にガスが溜まって苦しいというメッセージで、泣き声や仕草が赤ちゃんにとって言葉であると捉えている

【画像】日本産婦人科会によると、産後うつになる割合は10%ほどとのことで、深刻化すると自殺に至るケースも多く、産後うつを減らすことは大きな課題となっている
日本産婦人科会によると、産後うつになる割合は10%ほどとのことで、深刻化すると自殺に至るケースも多く、産後うつを減らすことは大きな課題となっている


【画像】ママが一人で背負わないように家族みんなで協力しながら、ママにかかっているストレスを少しでも軽くし、「自分が赤ちゃんを理解できた」「ちゃんと対処できた」という喜びをみんなで感じていきたい
ママが一人で背負わないように家族みんなで協力しながら、ママにかかっているストレスを少しでも軽くし、「自分が赤ちゃんを理解できた」「ちゃんと対処できた」という喜びをみんなで感じていきたい

【画像】明橋医師より「ベビーランゲージを学ぶことで子どもの要求を聞こうとする、また子どもの思いを尊重する、つまりこれは子どもの心を育てることにつながるのではないか」とのコメントベビーランゲージを家族や身近な人が学ぶことで、赤ちゃんは「見てもらえている」という安心感を得られたり、赤ちゃんの気持ちが共有されることで、母親一人の負担ではなく、皆で協力する「チーム育児」の実現に繋がる
明橋医師より「ベビーランゲージを学ぶことで子どもの要求を聞こうとする、また子どもの思いを尊重する、つまりこれは子どもの心を育てることにつながるのではないか」とのコメント

ベビーランゲージを家族や身近な人が学ぶことで、赤ちゃんは「見てもらえている」という安心感を得られたり、赤ちゃんの気持ちが共有されることで、母親一人の負担ではなく、皆で協力する「チーム育児」の実現に繋がる


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