平成28年2月13日付けで当院の薬剤師・内藤義徳が「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を取得しました。これから、さらなる活躍が期待されます。
認定薬剤師取得までの道のりと、今後の抱負などインタビューしました。
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◯インタビュアー
☆内藤
◯このたびは、難関を突破しての合格、おめでとうございました。
今回取得した「がん薬物療法認定薬剤師」はどのような資格なのでしょうか。
☆ありがとうございます。この資格は、「日本病院薬剤師会」の認定資格です。
指定された場所で3ヶ月間の実習と、2日間の講義を3回、
さらに症例を50例以上提出し、試験に合格することで認定されます。
富山では富山大学附属病院が実習の指定病院となっていますので、
そちらで研修を受けました。「がん薬物療法認定薬剤師」は
全国に約1000人いると聞いています(平成28年3月末現在)
◯全国に1000人ですか。富山県にはどれくらいいるのでしょうか。
☆富山県では私が10人目です。射水市では初めてだそうです。
◯それはすごいですね。
まわりのスタッフなどから期待もあったのではないでしょうか。
☆研修を受けた3ヶ月間は病院を離れましたので、
薬剤科のバックアップなしには叶わなかったと思います。
ですから合格を知ったときはホッとしました。
薬剤科のみんなも「よくやった!」と声をかけてくれました。
◯「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を取ろうと思われたきっかけは何だったのでしょうか。そもそも、薬剤師の道へ進もうと決めたのは、何か理由があったのでしょうか。
☆そうですね。まず、薬剤師になろうと思ったのは、
姉が薬剤師をしていたので、影響を受けた部分があります。
「がん薬物療法認定薬剤師」は、当院の日帰り治療室(※)の立ち上げより、
抗がん剤の調製で関わっていました。実際にがん患者さんと接することも
多かったため、深く学んでみようと思いました。
※日帰り治療室とは、外来患者さんの抗がん剤治療および、
関節リウマチやクローン病の治療を行っている場所
◯資格を取得し、これからどんな薬剤師を目指したいと考えていますか。
☆医療は日進月歩しており、がんの領域も同様で、常に新しい薬が
開発されています。ですから、今後も学び続けていく必要があると感じています。
知識を深め、抗がん剤の副作用への対応について等、
適切な情報提供ができるようになれればよいと思います。
また、看護師にも何かあれば気軽に相談してもらえるよう、
コミュニケーションを大切にしたいです。
そして、患者さんから信頼される薬剤師となれるよう、
向上していきたいと思います。
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内藤薬剤師、本当におめでとうございました(^^)/