
平成29年9月8日(金)刀塚医師が富山県生協で出張講座の講師を務めました。
テーマは「いつまでも若々しくある方法2017」
用意された40席は開始前から希望者で埋まり、席が追加される盛況ぶりでした。
「いつまでも若々しくありたい」と皆さんが思っておられることが伺えます。
若々しさを妨げるものには3つあると講座がスタートしました。
■がんの予防
■生活習慣病(生活スタイル)
■認知症
この3つをいかに予防するかが大切。日本は世界一の長寿国になりましたが、健康寿命という点では大きな課題を抱えている。世界各国より10年も健康寿命が短いのが日本だと訴えました。
厚労省が出している取り組みで成功した代表的なものは
■メタボリックシンドロームを認知している国民の割合
■家から出て活動する高齢者の外出者が増えた
■自分の歯を多く残せる人が増えた
など。
反対に目標に達せていないものは
■食塩摂取量の増加(WHOでは1日の推奨が5gですが日本人は男性10g、女性9gが平均)
■意識的に運動している人の割合
■メタボリックシンドロームという言葉は浸透したが実際のメタボ者は減っていない
また、タバコ、高血圧、運動不足、高血糖の要因を減らせば健康寿命はもっと延ばすことができると話されていました。
現代は2人に1人が「がん」になる時代で一番の死因と言っても過言ではありません。
「がん」で死なないようにするには「がん」は予防できるものだと認識することが大切だと聞きました。
具体的には
①タバコを止める
②他人のタバコの煙を避ける
③飲酒はほどほどに(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本)
④偏りが少ないバランスの良い食事をする
⑤食塩の摂取量を少なくする
⑥野菜、果物を多くとる
⑦加工肉、赤身肉は取りすぎない
⑧熱々の状態で飲食物を食べない
⑨運動(毎日60分=10,000歩/日)
これらを気をつけてくださいということでした。
早期発見早期治療で治る「がん」も多くなってきました。早期発見には「がん健診」を定期的に受けることが大切です。
自分たちができることを1つずつでも実践し、
いつまでも若々しくありたいですね(^O^)/