平成29年9月13日(水)、地域医療部の中村尚紀医療ソーシャルワーカーが射水市大島の介護支援専門員(ケアマネジャー)の方々を対象に出張講座を行いました。
テーマは「支援者の支援」。
複雑な社会的背景を持つ利用者の支援によって、支援者自身の心がすりへってしまわないためには、どうすればよいか。それには経験値だけではなく「経験値+価値・理論と技術の支援」が重要であることを説明しました。
特に、利用者さんと関わる中で感じる「もやもや」に注目。基本となる「介護支援専門員の倫理綱領」を踏まえ、事例にもとづいてそれぞれの仕事を振り返っていきました。
今回、企画してくださった福田利津子主任介護支援専門員は、「支援者の悩みに対する技術を学ぶ場はこれまでなかったので、ここに解決の道があったのか!と思いました。中村さんに来てもらってよかったです」と話しておられました。
他の参加者の方からも、「仕事の楽しさを教えてもらったような気がする。今後の支援のプラスになるヒントがあった」などの感想が聞かれました。
今回は、当院で実習中の今村さん(富山国際大学3年生)も一緒に参加。「倫理は授業で習っていますが、現場の様子を知ることができてよかったです」と話していました。
今回は当院の医療ソーシャルワーカー初の出張講座でした。
「ぜひシリーズ化を!」とのうれしいご意見もあり、ますます交流の輪が広がっていきそうです。