富山市の中学3年生が自殺したことについて富山県のいじめ認知件数は1539件で全国でも2位の低さであること、文部科学省はいじめの認知件数=学校が丁寧に子どもに関わった件数としており、富山県は全国でも2番目に丁寧に関わっていない県と言われるのではないかと県議会でも問題になったことが紹介されました。
県議会ではいじめの認知に向けた取組が県教委としても消極的で今こそ指導力が求められているのではないかと質問が出て、対して教育長はいじめに繋がる恐れがある些細なことでも積極的に認知するよう伝えている、学校での定期的なアンケートや教育相談を設けきめ細やかな把握に努めていると回答がありました。
明橋医師はライブBBTのZOOM取材に下記のように答えました。
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いじめのカウントは先生が認定したものを報告する形ですが、子ども自身がいじめだと感じたらそのまま数字として報告する必要があると感じています。そうすることで「いじめに至らない」ということもあるかもしれませんが少なくとも「見逃す」ということは無くなります。
いじめや不登校に悩みを抱えている子どもに対して大切なのは早期の対応であり、相談のハードルを下げる取組が大切です。対面よりもSNSの方が相談しやすいケースもあるのでSNSを使った相談窓口をもっと拡充してもらいたい。
子どもが生きやすい社会は大人も生きやすい社会であり、反対に子どもが生きづらい社会は大人も生きづらい社会なのです。そうしたことをどうしたら変えていけるか本当に考えていかなければならない
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