内耳のリンパ液の流れを調整する内リンパ嚢という袋がつまているために起こるのがメニエール病だと言われています。
その袋をあけて、リンパの流れを正常に戻すのが、内リンパ嚢開放術です。
8割前後の有効率があり、効果の高い手術です。
最近では、開けた内リンパ嚢に直接、高濃度のステロイド剤を注入することで、より手術の効果が高くなりました。
数年で開けた穴が閉じる場合があり、再手術が検討されることもあります。
前庭神経というめまいの原因となっている神経を切断する手術です。高い有効率はありますが、頭蓋骨を開けての手術ですので、おおがかりとなります。脳神経外科で行う手術です。
鼓膜の奥に、ゲンタシンという抗生物質を注入し、間接的に前庭神経を働かないようにする治療法です。
以前は、治療の途中で、強いめまいが1ヶ月ほど起こるため入院して行われていましたが、最近は、注射の量を加減することで、外来でも可能となりました。
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