難聴、耳閉感、耳鳴、時にめまい
この病気の原因は不明ですが、いくつかのことが考えられています。風邪などのウィルス感染や内耳の血流障害等です。
なるべく早期に治療する必要があり、発症から治療まで時間がある場合は、治りにくいと言われています。発症一ヶ月で、ほぼ聴力は固定します。
3分の1の方が、完全回復し、3分の1の方が完全ではないが改善し、残りの方が改善を認めないと言われています。
当院では、以下の薬剤を聴力障害の程度やパターンに応じて使い分けています。症状により入院して頂く場合もあります。
稀に、高気圧酸素療法、星状神経節ブロック等を行っている施設もありますが、当科では行っていません。
ステロイドで、胃十二指腸潰瘍、血糖値上昇、感染症、等が起こる事が稀にありますので、毎回、診察が必要です。症状によっては、対処が必要です。
基本的には、短期間の使用ですので、副作用の発現は少なく、これまで当院では生じていません。糖尿病や他に治療中の病気がある場合は、前もって教えてください。
血管拡張薬の点滴や、血流を良くする薬剤の点滴を使用した場合は、血が止まりにくくなる事がありますので、採血で、定期的に止血作用の働きの物質を測定します。
日常生活では、激しい運動や肉体労働をさける必要があります。
治療途中での自己中断や薬切れは、身体にとって良くない場合がありますので、指示通りに通院してください。
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