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顔面神経麻痺の治療について

病名

顔面神経麻痺(頭や耳などの病気によるものを除く)

症状

顔面麻痺、眼の乾燥、味覚低下、時に聴力異常

原因

風邪などのウィルスによる炎症の為、神経が骨の管の中で腫れ、締め付けられている場合があります。他に原因不明の場合もあります。

経過

なるべく早期に治療する必要があります。発症後、一週間は治療を行っても進んで行きます。麻痺の程度によりますが、六ヶ月から一年かかる場合もあります。

最終予後

適切な治療を行っても、5~30%は完治せず後遺症を残すと言われています。

治療

当院では以下を程度や症状に応じて行っています。症状により入院して頂く場合もあります。

他の治療

鍼治療などはあまり効果がありません。

上記治療の副作用

ステロイドで、胃十二指腸潰瘍、血糖値上昇、感染症、等が起こる事が稀にありますので、毎回、診察が必要です。症状によっては、対処が必要です。

基本的には、短期間の使用ですので、副作用の発現は少なく、これまで当院では生じていません。糖尿病や他に治療中の病気がある場合は、前もって教えてください。

ストレスや負担は、神経の回復に良くないので、できるだけ負担のかからない日常生活を送ることが望ましいです。

特に冬などの寒い風が顔に当たるのはよくありません。

最後に

治療途中での自己中断や薬切れは、身体にとって良くない場合がありますので、指示通りに通院してください。また、必要に応じ、適切な検査を適時行います。手術等の治療方針が必要な場合、改めてお話します。



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