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舌下免疫療法とは

舌下免疫療法とは

アレルギー性鼻炎、気管支喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などを総称してアレルギー疾患と呼びます。これらの病気に共通していることは、原因となっている何らかの物質(ハウスダスト、ダニ、スギ花粉など)があるということです。

通常これらの病気の治療にあたっては薬物治療が行われます。素早く症状を和らげるには良い治療法です。また、アレルギー性鼻炎ではスプレー薬を使えば、アレルギーの体質のままで鼻のアレルギーをコントロールできます。

舌下免疫療法とはアレルギーの体質そのものを治す優れた治療法で、薬を飲む必要がなくなることを目指す治療です。初めに血液検査で原因を確認してから、使用する薬剤を選択し免疫を作って行きます。使用する薬を、舌の下で溶かしたり服用するため舌下免疫療法と呼ばれています。

薄い濃度から始め、徐々に投与量を増やし、目標の維持濃度に達したら3年間は継続する必要があります。治療できるのは、ダニアレルギーとスギ花粉症です。最終的な有効率は70~80%で、効果が出るまでは対症療法薬も併用します。

根気のいる治療ですが、アレルギー性鼻炎の根治を期待できる良い治療法です。



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