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慢性上咽頭炎に対する治療について

当院では慢性上咽頭炎に対する治療を行っています。

いろいろな検査や治療を受けてもなかなか改善しない、次のような症状がある場合、慢性上咽頭炎が隠れている場合があります。

次のような方が対象です

上咽頭の位置画像

上咽頭は、鼻の突き当たり（のどちんこの裏側）にあり、鼻とのどの境目にあります。上咽頭は外から入ってくるホコリや冷気、細菌やウイルスなどの影響を強く受ける場所であり、慢性的に炎症を起こしやすい場所です。
慢性の炎症があっても痛くも痒くもないのですが、上に示したような症状をひきおこすことがあります。

診断方法

治療法

＜口呼吸の改善＞
本来人間は鼻呼吸をするのが通常ですが、口呼吸がくせになっていると、それが原因で慢性上咽頭炎になります。
特に寝ている時に口呼吸をしている場合には、口にテープを貼って寝ることをお勧めしています。鼻炎や副鼻腔炎による鼻づまりがあれば、それを解消するのはもちろんです。

＜鼻うがい治療＞
生理食塩水や梅エキスを用いて鼻うがいを行い、上咽頭の炎症を改善させます。ご自宅で簡単にすることができます。当院の売店にうがいのキットが売られています。
サイナスリンス
ミサトール リノローション

＜Bスポット治療（EAT：上咽頭擦過治療）＞
内視鏡で見ながら綿棒を用いて、塩化亜鉛を上咽頭に塗ってこすります。最初は血が多くにじみ出ますが、だんだん炎症が治まって血が出にくくなります。
週１回程度の定期的な受診をお勧めしています。当院は日本病巣感染研究会HPの「EAT 慢性上咽頭炎治療 医療機関一覧」に掲載されています。
日本病巣感染研究会HP

お困りの症状があれば担当医にご相談ください。

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