2014年11月26日(月)
2014年11月26日、当院大講堂で中国・大連医科大学との医療技術交流協力関係書の調印式が行われました。
調印式に先立ち、同大大学院の谷照斌(グ・ザオビン)教授が「中国の医療事情と真生会への期待」をテーマに講演。また当院アイセンター長・舘奈保子医師が同大学の客員教授に任命されることになり、その授与式も行われました。
当日は、富山県議会から永森直人議員、浅岡弘彦議員、射水市議会から高橋久和議員が臨席されました。
真生会富山病院は中国・大連医科大学と医療技術の交流を進めることになり、協力関係書を締結しました。同大大学院の谷教授と夫人の王如口腔外科学教授がお越しになり、当院大講堂で調印式が執り行われました。
数年来、真生会富山病院アイセンターでの治療を求めて白内障、糖尿病網膜症、網膜剥離などの患者の中国を含めた外国からの受診がありました。
診断の結果すぐに手術が必要な状態であればそのままお引き受けするよりないのですが、継続した診療が不可欠であり、地元の医療機関と連携して治療を行うことが必要だと舘医師は考え、連携先をさがしていました。
2011年、舘医師が大連医科大学を訪問し、また谷教授が日本の眼科学会に出席した際に意見を交換するなど、4年間にわたり交流を深めてきました。
今回の調印をきっかけに、医療スタッフが互いの施設を訪れて研鑽すること、中国からの患者を連携して治療を行っていくことなど、交流が進んでいくものと考えられます。
調印式に先立ち、谷教授が「中国の医療事情と真生会への期待」をテーマに講演。
大連医科大学に付属する第一病院、第二病院、来年開院予定の第三病院の概要のほか、人口670万人を擁する大連市の医師・看護師・病床数、医療保険や個人負担額などの医療事情について説明がなされました。
特に眼科では人口に比し医師が不足しており、
(1) 眼科技術者の指導・訓練
・ 中国現地での指導
・ 日本での研修
(2) 中国患者の治療受け入れ
など、当院との協力関係への期待が表明されました。
当院アイセンター長・舘奈保子医師が、大連医科大学の客員教授に任命されました。
今回の客員教授への任命と協力関係書の調印によって、舘医師が外国人医師として中国で治療ができるようになる条件が整い、2014年12月には大連医科大学白内障研究センターで初めての手術が行なわれる予定です。
AM 富山きときと空港へ到着
ホテルグランテラス富山 中華菜館 福寿林にて昼食会
富岩運河環水公園内を散策
夏野 元志 射水市長(射水市役所小杉庁舎)に表敬訪問
真生会富山病院へ到着
調印式にて
谷教授ご夫妻を囲んで大野屋で懇親会
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