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医師
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コメディカル

先輩医師・職員紹介
医師

一番厳しく責任ある仕事にこそ、やりがいがある。

S.K. 消化器内科

医学部医学科卒業
2000年入職

医師 S.K.

医療の道に進んだ理由は何ですか?
人を喜ばせるのが大好きで、困っている人を放っておけない世話好きの性格なのです。また、悲しんでいる人を喜ばせたいという気持ちが強く、苦しんでいる人を助ける仕事がしたいと思っていました。多くの職業の中で、一番厳しく責任ある仕事にこそ、やりがいがあるのではないかと思い、病に苦しむ人の役に立ちたいと、医師の道を決意しました。
当院を選んだのはなぜですか?
大学の先輩医師から声をかけられ、平成7年(1995年)クリニック棟オープン時より当院に赴任しました。「自利利他の精神で、患者中心の理想の医療を実践する病院をつくろう」との志に、共鳴したからです。
当院の印象はいかがでしたか?
全職員が、高い意識を持ち、患者最優先の医療サービスに努力していることに感銘を受けました。また医師も含め全職員を対象に「接遇」のトレーニングをしていることには、驚きました。
仕事ではどのようなことに取り組んでいますか?
消化器内科医として、胃癌・大腸癌・肝癌・膵癌など消化器癌の早期診断・早期治療に力を注いでいます。他にも内視鏡医として、苦痛の少ない内視鏡検査に取り組んでいます。県内の病院では2番目に、鎮静剤をルーチンに用いての胃内視鏡を開始。また、県内の病院では最初に経鼻内視鏡を導入しています。こうした実績をもとに、鎮静剤による苦痛のない内視鏡検査の安全性と有効性について臨床研究し論文も発表してきました。また消化器内視鏡学会総会のシンポジストとして、鎮静剤を使用すれば咽頭麻酔は不要でキシロカインショックや中毒のリスクが回避できることを発表するなど、安全で苦痛のない内視鏡検査法の全国へのエビデンス発信にも取り組んでいます。
また緩和ケアチームの責任者として、医師、緩和ケア認定看護師、看護師、薬剤師、臨床心理士、言語聴覚士、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーと力を合わせて、身体的苦痛、心理的苦痛、社会的苦痛のみならず、さらに「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛(スピリチュアルペイン)」をケアするスピリチュアルケアにも取り組んでいます。
あなたにとっての「抜苦与楽」「自利利他」とは?
苦しみは患者にしかわからない体験です。我々医療者は、特に医師は、検査データや画像検査のみで、患者の苦しみを評価しがちです。痛みや病状を、患者自身がどんな価値観をもって、何を願って、どう想っているのかは、患者自身に聴かねばわかりません。
患者さんに、何でも話して頂けるような、雰囲気づくりに心がけています。
患者の苦しみを和らげ、軽くし、無くするという援助の仕事(利他)は、援助が実現したときに報われます。援助される患者以上に、援助という仕事の豊かな意味と喜び(自利)を実感できます。
富山での暮らしはいかがですか?
スキー場まで車で40分。海水浴場まで20分。県内に温泉も多く、水もお米も魚も美味しい。災害もほとんどなく、子育てにも、最適のところだと思います。
当院を志す人へのメッセージ
医療はチームで行います。その中心にあるのは患者の苦しみです。そして主役はチームのメンバーひとりひとりです。それぞれの職種や専門技術でそれぞれの得意技で、患者の苦しみをアセスメントし、その苦しみを和らげ、軽くし、無くするアプローチを行う。医師は、チーム医療のリーダーであり、コーディネーターです。さあ皆さんも、チームのメンバー、リーダーとして、共に働きましょう。待っています。

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